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親にしかできない幸せ英才教育「旬教育」のススメ
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| 初めての焦り ところが皮肉なもので、今度は若鷹にとって、また別の問題が出てきました。 このクラスのおこさん方は、幼稚園入園前の秋の時点で、ほとんどのおこさんが、ひらがな、カタカナがすらすら読めるという状況だったのです。 若鷹は、この2歳の時点では、ひらがなを五十音の半分ほど読める程度で、しかも一文字を読むのにも 「えっと、...」 という感じで2〜3秒くらい、時間がかかりました。 先生が 「これは?」 とパッとカードを見せただけで、他のおこさん達は、即 「○○!」 と、すらすら答えます。 読める子が大半ですので、読みや詩の音読も、時折ひとりずつ行う事もありました。 「お母さんと、一緒に読んで構わないんですよ。」 と、先生にはおっしゃっていただきましたが、若鷹は、自分だけがうまく読めない事を気にし始め、特にレッスン中の音読を嫌がりました。 不思議な事に、「小学校入学までに、読めて書ければいいのだから」 とゆったりと構えていた私も、少々焦りを感じてしまいました。 前のクラスで、若鷹はどちらかというと、クラスの中では月齢が高い方でした。 この時期の子どもの3ケ月、半年という月齢は、かなりの差になります。 月齢が高いゆえに、できる事が多かったので、 「若鷹くんは、すごいねー。」 と言われる事が多く、 「半年くらい経てば、Aちゃんだって、きっとできますよ。」 と、子どもにも親の私にも、余裕があったのです。 つまり、 「今できなくても、いずれできるようになる事は、できるようになる時期に個人差があるのだから、別に気にしない。」 というスタンスでいられたのです。 ところが、そう思っていた私が、状況が変わったら、途端に焦ってしまっているのです。 今思うと滑稽ですが、当時は若鷹も 「自分も、みんなみたいに、早く読めるようになりたい。」 と、私に訴えてきました。 読み聞かせもたくさんしており、普段から文字に触れる機会はあったのですが、他にもカルタの札をハイハイ競争で取りにいったり、大人の読む実用書などから、ひとつの文字を決めて「文字探し」競争をしたり、少しでも単調にならないよう、楽しく取り組めるよう試みましたが、どうもなかなか覚えません。 当時参加していた、早期教育に興味のある方が集まるメーリングリストにも書き込みをしてみました。 たくさんの方のご厚意で、様々な方法が寄せられましたが、逆に、「そこまでしないとダメかしら」と、気が滅入りそうでした。 大人が滅入りそうな事を子どもにしたら、子どもはどう感じるだろうか、とも思いました。 そんな中、ひとつのご意見にハッとさせられました。 「今、ひらがなが読める事が、そんなに重要ですか?若鷹くんには、若鷹くんの得意があるはず。親として、いちばん根っこの部分を見失っていると思います。」 というものでした。 「あー、そうだったなぁ。」 と気付きました。 目が覚めたという方がいいでしょうか。 こうして冷静になり、よくよく考えて見ると、そのクラスの中で、文字の読みに関しては若鷹は一歩ひけをとっていましたが、反対語をすぐに覚えてしまったり、俳句や百人一首、英文の暗唱、図形の取組みや直感像などでは、クラスをリードしていました。 文字を読んだりする事の方が、大人に取っては関心があり、また目につきやすい事なので、埋もれてしまっていましたが、若鷹には、得意なことがたくさんあるという事に、きちんと気付いてあげるべきだったのです。 先生にも、時を同じくして 「若鷹くんは、記憶力がよくて、図形が非常に得意ですよね。」 とおっしゃっていただきました。 その言葉に安心して、私も読みに対しては、あまり焦りがなくなりました。 今までどおり、毎日楽しく、親子でできることに取り組もうと、割り切る事ができました。 そして不思議な事に、私がそう開き直ってから、あれほどなかなか覚えられなかった、残り半分のひらがなを、若鷹は10日ほどでマスターしてしまいました。 親の気持ちを、子どもは敏感に感じ取る。 そして、ストレスを感じている時には、脳は物事を吸収しにくいけれども、リラックスした状態であれば、驚くほどのスピードで物事を吸収する。 それを実感した出来事でした。 |
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